修了生からのメッセージ

諸岡さん

諸岡 正也(第9期生)

 ナイテック工業(株)

 取締役 企画部長

 

2016年春に立命館MBAを修了しました9期生の諸岡です。
濱田ゼミでの学びにより、物事を多角的に観察・分析する習慣がつき、変化に流される側から変化を起こす側にポジションが変わったと感じています。
現在、工場に勤務していているのですが、ここ数週間は自宅でテレワークしています。そう、新型コロナウィルス感染症対策の一環です。工場勤務者が感染してしまうと、工場稼働停止となるリスクがあり、私一人の油断・不注意が多大な影響を与えてしまいます。工場勤務者には無理ではないかと思っていたテレワークですが、始めてみると新しい発見も多く、「意外と使えるな」という印象です。以前からも『働き方改革』という言葉もちょっと他人事感があったのですが、この新型コロナ危機を乗り越える過程で、私の周りからも新しい仕事のやり方が広まっているように感じます。濱田先生も、常に刺激を受け、好奇心を持ち続けるために、
・電車は、いつも違う車両に乗る
・歩くルートは、いつも違うところを通る
といった普段の行動を工夫することが大切であるとおっしゃっていました。それにより、新しい変化にも自然と対応できるようになるわけです。
日常や業務の中で、このようにいろいろと思考を巡らせていると、濱田先生やゼミ生との会話・学びを思い起すことがよくあります。それが目の前の課題や出来事とうまく化学反応を起こせば、解決や新たな発見につながります。時間を超えたゼミを行っているような感覚です。

 

山田 格 近影

山田 格(第8期生)

 ㈱島津製作所

 九州支店

 

センスを学ぶ

一見、この漠然としたセンスという言葉の意味を、在学中に‵鳥の目、虫の目、魚の目′にて千本ノックで多角的に学びました。RBS修了後は各々が置かれた環境下でその学びを紡いで行くことが課題となっています。
在学当時、医療専門のコンサルティング会社に勤務していた私は、現在の日本医療の根幹である「皆保険制度」の枠内で行う仕事内容に限界を感じていました。
生産人口減少により、社会保障が委縮する日本の医療制度は、綺麗ごとを捨てて何を優先するべきなのか。
課題研究論文では、濱田先生を始め同期ゼミ生から自分の提起した論点を客観的な意見で鋭く迫られ、精査に精査を重ねて、自分自身で納得する結論を導き出せました。
多角的に物事を捉え最良の決断を行う、この根幹が濱田ゼミにて培えたことは私の財産となりました。
仕事を行う上で大きく視点が変わり、より一層、充実した日々を送っています。

 

IMG_1665

石倉 健吾(第10期生)

 日本新薬株式会社

 経営企画部

 

私は2015年から2017年の2年間、RBSでお世話になりました。
今振り返ると、濵田ゼミの同期生とともに、50,000字以上を目標とする修士卒業論文完成に向けた、いわゆる山登りのような日々を回想します。もちろん、自身の論文執筆が中心にはなりますが、その道中でゼミ生同士が助けあったり、励ましあったり、時には互いの論点を指摘しすぎてしまい、話もしなくなったりすることがあったり・・・。このような過程こそが、2年間の刺激的な日々を創出していたのだと思います。
その中で我々を正しい方向に先導してくださったのが、濱田先生でした。毎回のゼミでは、知識だけではない、ものごとの考え方や在り方そして視座を学び、その中から何か熱いものに昇華して持ち帰る、そのような記憶が蘇ります。
また当ゼミは、修了してからも様々な価値観を持つ修了生や在学院生との交流の機会に恵まれ、学び続けられる類稀なゼミであると感じています。
在学時の学びは、密度こそ濃いと言えども精々2年、そこで得た学びを実務に落とし込み、さらに深めていく修了後を考えれば、修了後の機会にも恵まれたゼミを選択することは、総体的に見て価値が大きいと思います。
私は、本年度より経営企画部へ異動し、悪戦苦闘する日々を過ごしております。経営者並びに経営幹部の修了生が多いこの濵田ゼミのネットワークを生かし、修了後も最大限に自身の価値を高め続けていきたいと思っています。

 

ChikaraUeda

上田 力(第12期生)

 Ritoha LLC

 CEO

 

濱田ゼミは、ただのゼミではない。それはすべての修了生の共通認識であろう。このゼミに真摯に取組み、全力で論文を書けば、「何か」が得られると私は思う。ゼミ生は、年間約30回のゼミ、夏のゼミ合宿を通して、ときに刺激的でときに温かい濱田先生と問答することになる。世界情勢や人との付き合い方、キャリアプランなど様々な問答を通して、鋭い指摘で痛いところをグサッとさされるときもあれば、はじけるような笑顔で激励されるときもある。まさに緩急織り交ぜた幻惑投法によってゼミ生は翻弄され、知らず知らずのうちに鍛えられていく。
そして50,000字以上の論文だ。論文のテーマ選定、タイトルつけ、序文、結論を、一所懸命に考えなければならない。それが徐々に力となり、最後に各々「何か」を得て修了していく。人によっては、それは出世・昇進である。人によっては、新しいアイデアやイノベーションの種を見つけることである。私の「何か」といえば、「根本問題を考える」ことの必要性を会得することだった。そして根本的に自分の置かれた環境、実力、何がしたいのか、何が社会に役に立つのかを考えた結果、18年間勤めていた会社を辞め起業した。周りは気でも触れたかと心配したが、今ではこれでよかったと家族も私も思っている。
世界は片時も休まず変化している。残念ながら、我が国の隆盛の時は終わり、衰退期に入っている。その衰退期にどう生きるか。それには真の生きる力が必要だ。濱ゼミはその力を身に着けることができる希少なゼミであると私は確信している。

 

滝下さん写真

滝下 孝義(第6期生)

 ㈱SCREENファインテックソリューションズ

 事業企画部長

 

私は2012年から2年間RBSにお世話になりました。
違う業界の社会人、フレッシュな考えを持ったストレートマスターの方たちとの時間は、今でも私の支えになっています。
RBS卒業後は、全社の長期ビジョンを描くプロジェクトに参画させていただいたあと、ディスプレイ部門のカンパニー現地法人の社長として韓国に赴任しました。文化の違いはあれ、経営に対する考え方は共通で、RBSでの学びを実感した瞬間でした。
一方で、経営視点のみでは、目の前の成果を出せない経験もしました。社員に力を発揮してもらうにはどうすればよいか?迷いながらもその仕組み作りに奔走した4年間でした。帰任後は事業を企画する部門長としてのポストをいただき、実践をキーワードに業務に取り組んでいます。
RBSの門をたたく方、後悔はしません。それぞれのやり方で、全力でぶつかって頂ければと思います。

 

修了生からのメッセージ(過去分)