立命館に着任して13年目を迎えました。

この間、濱田ゼミは55名を世に送り出しています。
昇進・事業拡大・転職など、彼らの活躍は顕著といっても過言ではありません。
上場企業27名(役員5名)・経営者11名・金融5名・外資4名・海外駐在7名となりました。
濱田ゼミは、即戦力・発想・知性・感性を磨く場です。
実務を想定した討論を重ねて、各人の可能性を導きだします。
自分次第で人生を変えられる事、それは先輩たちが示してくれた通りです。

 

今年も、昇進・転職の報告が相次ぎました。
周囲への感謝を忘れず向上を目指す人には必ず道が開けます。
冷静に自己分析して目標を定め、能力を高めて機会を待つのです。
努力の方向さえ見極めれば、いずれ転機が来ます。
私はそんな人たちを目のあたりにしてきました。

 

現在、迷いの中にいる人こそ本学に学ぶ意義があります。
現実の不条理を知る社会人が、再び学ぶ事で得る力は本物になるのです。
悔しさをエネルギーに変えれば良いのです。
立命館MBAを人生のターニングポイントに、それは自分自身の決断です。

『先生、もっと早く入学すれば良かったです!』この言葉をどれだけ聞いたことでしょう。本当の自分に出会う感動を本学で体感していただきたいと思います。

 

2018年度の私の担当科目は、競争戦略(春1Q)、経営政策(秋1Q)、戦略経営の実践(秋1Q)、オーナーシップ(秋2Q)です。昨年度から農林中央金庫さんと提携し、農林水産業分野の「経営人材」養成を通じて地域社会の発展に資することを目的とした AMPAgriculture Management Program)を主宰しております。

 

机上の空論では企業経営は成り立ちません。ビジネスに携わる実務家教員として、現実の企業経営を意識した講義を常に心がけています。

 

競争戦略は、競合他社に打ち勝ち、収益を獲得する事を目指します。戦略を実行し結果を出すプロセスをケーススタディで検証するのです。現場で活用できるフレームワークやコンセプトを学び、応用力を体得していきます。各自がPOD(出発点)とPOA(到達点)を設定し、戦略を立案しています。

 

経営政策は、企業を繁栄に導くマネジメントの在り方について学ぶ科目です。経営者は、企業倫理に悖ることなく、最速かつ最適判断を下さねばなりません。ビジョン・ミッション・バリュー、リーダーシップとイノベーションについて議論を深めていきます。最終回は、経営者就任を想定し、経営理念を発表する機会になります。

 

戦略経営の実践(通称:経営者リレー講義)は、偶数年に開講します。日本を代表する経営者8名に御指導いただく本学独自の講義です。錚々たる経営者に学ぶ稀有な機会となるでしょう。2018年度は以下の方々がお越し下さいます。

 

09/29   塩野義製薬株式会社

代表取締役社長 手代木 功

10/06   三井物産株式会社

代表取締役会長 飯島 彰己

10/13   日本郵船株式会社

代表取締役会長 工藤 泰三

10/20   日本たばこ産業株式会社

代表取締役社長 寺畠 正道

10/27   株式会社安川電機

代表取締役会長 津田 純嗣

11/03   株式会社日本経済新聞社

代表取締役会長 喜多 恒雄

11/10   旭硝子株式会社

代表取締役会長 石村 和彦

11/17   第一生命保険ホールディングス株式会社

代表取締役会長 渡邉 光一郎

敬称略

 

オーナーシップは、経営幹部、事業継承、起業にふさわしい「企業を繁栄させるインテグリティを伴う当事者意識」を養う科目です。上場・非上場、同族・非同族問わず、リーダーの誰しもが持つべき経営の概念です。経営理念や創業の精神を忘れ、慢心した時から凋落します。この科目を飛躍のステップとして頂きたいと思います。

 

 

 

私の恩師・故大石岩雄先生は、日本にハーバード大学経営大学院のケースメソッドを導入された増地庸治郎先生の高弟でいらっしゃいました。経営者でもあった大石先生のゼミで学んだ「経営のフレームワークや実践の哲学」は現在も全く色あせておりません。厳しくも温かい御指導でした。亡き恩師に恥じない指導、経営者養成を目指しています。

 

『立命館大学MBA=RBS、濱田ゼミ』で有意義に学んで下さい。

 

2018年4月1日

学校法人 立命館 理事補佐(兼)

立命館大学 大学院 経営管理研究科

教授 濱田 初美